2017年07月04日

「若者の命守るために」について 3893

昨日はご挨拶回りの後、市役所で団会議、西区のホテルで林市長を応援する会合。

先日、朝日新聞のオピニオンのコーナーに「若者の命 守るために」と題したインタビューがあり、NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表の清水康之氏が答えられていました。2年ほど前に同氏とお会いしたことがありますが、大変紳士的でスマートな方だなというのが印象でした。ご紹介します。

「Q:日本全体の自殺者数が減るなか、若い世代で自ら命を絶つ人は高止まりしています。先進7カ国では日本だけ、若者の死因の1位が事故でなく自殺です。何が、若者を追い詰めているのでしょうか。どうすれば、若い命を守ることができるのでしょうか。

 A:日本で1年間に自殺で亡くなる人の数は、2010年から7年連続で減りました。とはいえ、昨年も2万人を超え、1日あたり60人もの方が亡くなっています。

 深刻なのは若者です。近年、15〜34歳における死因の第1位が自殺の国は、先進7カ国で日本だけです。この層の人口10万人あたりの自殺者数は、日本は他の6カ国の平均の約2倍。世界的にも非常に深刻な状況にあります。

 日本で自殺が急増し、初めて年間3万人を超えた1998年当時は、中高年男性が目立ちました。山一証券など金融機関の相次ぐ破綻(はたん)で倒産が増え、失業率が悪化したことなどが背景にあります。

 自殺の多くは、失業、生活苦、過労、うつなど複数の要因が連鎖する中で起きます。2006年に自殺対策基本法がつくられ、ようやく社会的な対策が進み始めました。ばらばらだった対策に連動性を持たせたり、相談機関が分野を超えて連携を図ったり、啓発活動を行ったり。ただ、中高年の男性向けの対策が優先されて、若者向けは後回しになってきました。

  全体の自殺者数が減る傾向にあるのは、社会的な対策が進んだことが大きく、ここ数年の減少は景気回復も影響していると思います。でも、若年層の下げ幅は小さい。景気がよくなっても、若者の自殺は深刻なままです。

 では、日本の若者は、どんな環境に生きているのでしょうか。端的に言うと、自己肯定感が低く、日本社会に対する期待も失っている人が少なくありません。

 日米中韓の研究機関が協力した「高校生の心と体の健康に関する調査報告書」(11年)によると、自分は価値がある、自分に満足しているという自己肯定感が、日本は極端に低い。長野県松本市などの調査では、小学生は自己肯定感が高いのに、中学、高校と、だんだん下がる傾向もわかります。

 国が16年に行った「自殺対策に関する意識調査」では、「生きていればいいことがある」に「そう思う」と答えた割合は、20代が最も低く、わずか37%でした。08年の62%から大きく減っています。

 自己肯定感が低くなると、過度に周りの評価を気にしがちです。評価を得ることが目的となり、自分の本意でないこともしてしまう。そこまでやっても評価を得られないと、「何のために生きているのか」という感覚に陥る。これは、かつてより、若い世代に広がっている感覚のように思います。

 さらに、社会に出ると、就職活動での厳しい評価や長時間労働、不安定な雇用などにさらされます。「死ぬくらいなら、会社をやめればいい」とも言われますが、まじめで責任感の強い人ほど、難しい。逃げ出さずに頑張り抜くことが善しとされる社会で、周りの評価や期待もあり、弱音を吐けないからです。結果、どんどん追い込まれていく。若者たちからは「死にたい」ではなく「生きるのをやめたい」と、よく聞きます。

 将来の夢や信頼関係、やりがいのある仕事や趣味などは、生きることを後押しする促進要因です。一方で、将来への不安や絶望、過労や借金など、生きることを困難にさせる阻害要因もあります。後者が前者を上回ったときに、自殺のリスクは高まります。

 阻害要因を取り除くことはある程度できても、促進要因を増やすのは容易ではありません。一つの方策として、命やくらしの危機に陥ったときの対処法を中学生のころから教えることが有効です。「困難な問題でもいろんな解決策がある」ことの具体的な知識を身に付けられれば、安心感にもなり、いざというときに助けを求めてみようという気にもなる。生きることの促進要因につながります。」

NHKで番組を作られている中で、この道を「我が道」ととらえてかかわり続ける清水氏。マスコミも色々いますが、こういう方がど真ん中にいて、情報が発信される社会だと、少なくとも今とは違う日本なのでは?と考えてしまいます。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする