2017年07月05日

視察 インバウンドツーリズムについて 3894

昨日より超党派で市民・文化観光・消防委員会の視察。北海道旭川市へ。インバウンドツーリズム(訪日外国人旅行)の受け入れ態勢などについて、旭山動物園での現地を含め視察しました。

横浜市の2016年の国内外からの国内外からの観光客数は3614万人、15年比4%(147万人)減。東日本大震災の影響などで落ち込んだ11年以降、増加傾向が続いていましたが、5年ぶりに前年を下回った形。ホテル建設ラッシュが続く東京都内に宿泊客が流れたほか、市内の大型集客施設の整備が一服し、日帰り客も減少したと分析しています。これに対して、林文子市長は、ハコモノ頼みの観光施策には限りがあるとの見方を示つつ、観光誘客には「まだ伸びしろがある」との認識を示しています。その観光資源のひとつがアジア有数の横浜動物園「ズーラシア」。旭川市には全国屈指の入園者数を誇る旭山動物園観光があります。

旭川動物園から学ぶべきと感じたもののひとつが「Free Wi-Fiスポット」があるということ。これは外国人観光客のみならず来園者にとって必須です。横浜動物園にはまだありません。また、「スマホアプリAReaderによる外国語での施設説明」。パンフレットをスマホのカメラで写すと動画や解説が見れるというもの。同園の課題は、外国語対応可能なスタッフの確保が困難という点。これを解消するために動かれています。このアプリサービスに関して、横浜市においては、今春行われた都市緑化フェアで活用されましたが、横浜動物園としてはまだありません。旭川市では「NPO法人旭山動物園くらぶ」と提携。同法人が動物園内で物販を行ない、そこで得た利益を動物園に寄付。この寄付を使ってFree Wi-Fiスポットの整備、AReaderの活用などを行っています。その他の掲示板などもボランティアや職員が手作りで作成。様々な工夫で予算をねん出されていました。横浜市でも早期の課題解決につながればと思います。

旭川市の昨年度の数字を見ると、日帰り客を含めた観光入込客数は減少(横浜市と同じ4%減)したものの,宿泊延数,外国人宿泊延数のいずれも前年度を上回り過去最高を更新。全国的な訪日外国人観光客数増加の流れは変わりません。宿泊延数は新設ホテルの本格稼働等によりハイシーズンにおける宿泊需要に対応できたほか,外国人宿泊延数の増加が全体の宿泊延数を牽引。外国人宿泊延数は,3年連続で過去最高を更新したものの,対前年度比123.8%と伸び率が鈍化。因みに、27年度は対前年度比176.5%、26年度は177.1%。外国人観光客の誘客に成功しています。

只、旭川市の観光の要は、旭山動物観光ですが、同動物園などを訪れている観光客の多くが宿泊を伴わない通過型観光となっており、この傾向を滞在型へ転換させることが旭川市観光にとって最大の課題となっています。この点、横浜市と課題が類似。

同市としては、複数の地域資源を磨き上げながら、観光客滞在長期化を促すための魅力を高めていく必要があるとする一方、観光客滞在時間を延ばし、食事や宿泊へとつなげ観光消費を拡大する取り組みを展開する必要があるが、観光客のニーズは多種多様であるため、特定の観光資源のみに頼って多くの観光客を引き付け続けることは簡単ではないとのこと。

試行錯誤が続いています。一部の観光資源に投資を集中することの難しさがにじみ出ていました。「選択と集中」という言葉も、それがいい場合もあれば、そうでない場合もあるということかと思います。限りある資源、資本を使って、観光客の多様なニーズにどう応えるか。観光客数を増やし続けるという目標もありですが、来てもらいたい人を絞って、そのニーズに応え続けるということも選択のひとつかも知れません。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする