2017年08月05日

伝統と着物について 3925

昨日は五大市会議に続き『歴史的遺産・文化財の観光振興活用について』をテーマに二条城及び琵琶湖疏水記念館及び蹴上周辺へ。歴史と伝統の街・京都も見る人によって捉え方は様々。私は幼少期から大学で東京に出るまで京都で育ったので、久しぶりの京都は色々なことを思い出させてくれましたが、特に二条城の真横にある駿台予備校京都校で暗い一年を過ごしたこともあり、二条城の前に立った時は、その当時、予備校の食堂から二条城に来られた故・ダイアナ妃を一生懸命見ていたことを思い出しました。

二条城では門川大作京都市長がお出迎え。常に新たな京都へと磨きをかける観光への取り組みをご紹介いただきました。いつも着物姿が印象的な同市長。今週の日経新聞夕刊「こころの玉手箱」のコーナーに連日寄稿され、最終回だった昨日のテーマは文化庁の京都移転でした。月曜日の1回目は「毎朝コーディネートする着物」とのテーマ。ご紹介します。

「今では「着物の市長」が定着してきたが、就任当初、和装は式典など特別な日だけだった。それが変わったのは、9年前、パリで行われた京都市との姉妹都市50周年の記念行事に全て着物で参加した時からだ。

 それまでは1回3000円で着付けをお願いしていたが、外国では自分で着なければならず、市田ひろみ先生のDVDを見て練習をした。それ以来、着物で通している。

 毎日、朝風呂でその日のスケジュールを考え、襟や羽織紐(ひも)などの小物を含めたコーディネートを決めている。今では身支度に5分とかからない。

 なぜ着物なのか。京都市には、指定を受けた74もの伝統産業があるが、いずれも厳しい。しかし、日本の文化を支えているのは伝統産業である。私は、京都御所と二条城に挟まれたまちなかで生まれ育ったが、近隣には伝統産業に関わる職人の方々の家が多かった。その多くがマンションや駐車場に変わってしまったが、今でもがんばっている人たちが私の和装を非常に喜んでくださっている。

 それだけではない。京都には世界に冠たる先端企業が多くあるが、その源流は、染織、印刷、仏具・神具、陶磁器などの精緻なものづくりにある。伝統産業は文化を支え、イノベーションを起こし、先端産業をも生み出す。それが京都の強みで、大切にしたい。

 今、日本では、外国人観光客が急増している。和食、日本酒、茶道、華道、武道、庭園などが注目を集めているが、その背景にある「もったいない」「絆」「お陰(かげ)さま」「おもてなし」といった言葉に代表される日本の精神文化や自然との共生も評価されていると思う。しかし、日本人自身がその奥深い魅力に気付いてないのではと感じる。

 その一つに、日本酒を飲んだ時の若い人たちの感想がある。「おいしい。ワインみたい」と、まるで外国人のようだ。でも、そんな世代に「伝統文化、伝統産業を大事にしよう」と率直に訴えても煙たがられるだけ。だから、京都市では2013年、全国に先駆け、議員提案で「乾杯は日本酒で」という条例が施行された。産業振興だけでなく、文化条例としての意義があり、全国に広まっている。

 今日も着物で、袂(たもと)には、匂い袋とマイ箸、マイおちょこをしのばせる。日々、日本文化を楽しみ、宣伝に努めている。」

1950年京都生まれの同市長。高校卒業後、京都市役所に就職し教育委員会に配属。その後、立命館大二部法学部で学んだ苦労人。2001年京都市教育委員会教育長、08年2月から現職。益々のご活躍を願っています。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする