2019年05月05日

「中高年ひきこもり深刻」について 4562

昨日はごあいさつまわり、市民相談対応の後、水泳の合宿から帰ってきた中2の息子を迎えに相模原へ。想像していたほど混んでいなくて助かりましたが、予想外の大雨。気候変動の大きさを感じます。

今日はこどもの日。皆が明るく楽しく伸び伸びと育って欲しいと願っていますが、引きこもるなど、悩みを抱えながら日々を過ごす子どもたちも少なくありません。ヤフーで検索してみますと、2013年に内閣府が発表した「子ども・若者白書」では、引きこもりの定義を次のように示しています。

1.15-39歳が対象

2.下記状況のいずれかが半年以上継続している者

3.普段は自宅にいるが、近所のコンビニなどには出かける

4.自室からは出るが、自宅からは出ない

5.自室から殆どでない

6.普段は家に居るが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する (準引きこもり)

※状況のきっかけが統合失調症または身体的な病気の場合、自宅で仕事をしている場合、「ふだん自宅にいるときによくしていること」で「家事・育児をする」と回答した場合は除く

少し古いデータですが、内閣府が2013年にこの定義のもとに調査した結果、子ども・若者の引きこもりは約23万5000人、準引きこもりは約46万人。合わせて広義の引きこもりは約69万5000人とのこと。

一方、内閣府が今年3月29日に公表した、40〜64歳の「ひきこもり中高年者」の数が推計約61万3000人。先日、日経新聞が「中高年ひきこもり深刻」と題した記事を掲載していました。

「中高年のひきこもりが問題化している。内閣府が3月に公表した調査では、40〜64歳の推計61万人が自宅に半年以上閉じこもっているとされた。80代など高齢になった親が、ひきこもる50代ら中年の子を抱えて困窮する「8050問題」が深刻になっており、自治体は対策を模索する。

「母親のうめき声が聞こえなくなり亡くなったと思ったが、何もできなかった」。2018年11月、横浜市の自宅で死亡した母親(当時76)の遺体を放置したとして、同居していた無職の長男(49)が神奈川県警に死体遺棄容疑で逮捕された。長男は長年ひきこもり、母親の収入で生活していたという。
長男は台所で倒れた母親を布団に運んだまま放置していた。警察の取り調べに筆談で応じ、「人と話すことが不得意で妹に任せようと思った」などと説明したという。

福祉の現場では近年、収入のない50代の子と80代の親が社会的に孤立する世帯が目立ち、「8050問題」と呼ばれている。

子の支援だけでなく親の病気や介護、経済的困窮など複合的な課題が指摘される。高齢の親の死や介護をきっかけに、同居する中高年のひきこもりが見つかる事例も増えている。

愛知教育大の川北稔准教授(社会学)が18年度、高齢者の介護相談を担う全国の地域包括支援センターを抽出した調査では、「無職の子供と同居する高齢者の支援経験がある」と回答したセンターが83.7%に上った。

東日本のあるセンターでは、数年前に高齢男性から妻の認知症の相談を受け、家に閉じこもっている40代の息子の存在を確認。職員が支援のため訪問しても息子が自室から出ることはなく、5年ほど経過し、寝たきりの母親がデイサービスに赴く際に介助のために初めて姿を見せた。息子は就労歴がなく、精神疾患があったという。

川北准教授によると、就職氷河期で働き口を得られなかった世代が、年金暮らしの親元で生活するパターンが目立つ。「いつか外に出るだろうと子供を見守ってきた親が高齢化し、世間体を気にして誰にも相談できないまま孤立する家庭が多い」(川北准教授)

こうしたなか、通学や就労を目標とする若年向けの支援だけでなく、中高年への対応を進める自治体もある。京都府は17年に全年齢が対象の「脱ひきこもり支援センター」を設置。「将来設計支援事業」として、親が亡くなった後の生活資金をどうするかなどの個別相談を本人や高齢の家族向けに行う。

ひきこもり施策の対象を「15歳からおおむね34歳まで」と定義してきた東京都は、19年度から年齢制限をなくし、担当を青少年部局から福祉部局へと移した。担当者は「関係機関との連携に力を入れ、幅広い年齢に対応したい」と話す。」

私も何度かご相談を頂き対処してきましたが、アウトリーチの専門家養成を含め、公的にすべきことがまだまだあると感じます。東京の定義見直しや京都の専門センター設置などからも学んでいきたいと思います。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする