2019年07月04日

「ディープフェイク」と「エコーチェンバー」について 4623

昨日は終日ごあいさつまわり。今日は参院選公示日。いよいよ始まります。米国では日本以上に選挙手法の変化が激しいようです。一昨日、目にしたニュースではAIを悪用した「ディープフェイク」が問題になっているとか。 ディープフェイクとはビデオに映った人物の顔を別人に入れ替えたり、本来とは違う発言をさせたりすること。最近ではフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが「データを握るものが世界のこれからを牛耳る」とカメラをにらんで語るビデオがインスタグラムにアップされ、フェイスブックが悪者であるとの印象を与えたとか。只、このビデオはディープフェイクへの意識を喚起するために英国のアーティストが作ったものとのことです。

これが選挙で悪用されたらどうなるか。日本の場合、これまでを見ましても、悪質な週刊誌などが流した情報を目にした場合、真偽とは関係なく、影響を与えることになります。

他方、日経新聞「データの世紀」が興味深い一文を掲載していました。

「私は米国育ち。いつも関心を持って米政治動向を眺めているが、個人的には大統領のトランプさんがずっと好きになれない。いや好きでなかった、というべきか。SNS(交流サイト)のツイッター上で自分を材料に実験を始めてから、少し見方が変わってきた。

実験の目的は「エコーチェンバー(共鳴室)現象」を確認することだ。名古屋大学講師の笹原和俊さんに協力を頼んだ。

そもそもエコーチェンバーとは何なのか。SNSで自分と似た意見を持つ人とつながる。すると次々と同じ意見が跳ね返ってきて、ますますその考えに固執してしまうという現象だ。

これが怖いのは社会の偏見を増幅しかねないからだ。最近もインドの誘拐犯を巡る暴動、ミャンマーでのイスラム系少数民族への迫害といった騒動が相次ぐ。いずれもSNSが起点になった。

こうした現象は防げるのだろうか。まずツイッター上で、私と考えが近い民主党議員や関係団体300アカウントを一気にフォローした。それから1日15〜20ずつ、親トランプさんの共和党系と入れ替えていく。潮目が変わったのは4日目だ。

「民主党はいつも批判ばかりだが、彼らは何も達成していない!」。スマートフォンでツイッターを開くとまず間違いなくトランプさんの発言が目に飛び込んでくる。安直だけど小気味いい。かわいくも見えてくる……。

数では民主党議員がまだ圧倒的。なのにトランプさんの投稿がやけに目立つようになった。ツイッターの人工知能(AI)がリツイート(転載)や「いいね!」の多い投稿を分析。表示順序を入れ替えているからだ。

実験1週間。結果が出た。最初にフォローした300人のうち、たった30人を入れ替えただけで受け取る情報の多様性は一気に高まっていた。

例えばトランプさんが何かと関係の近さをアピールする米陸軍。6月14日に創設244周年を迎えたが、タイムラインに登場する「244」という単語の数が3.4倍に増えた。トランプさんが主導するメキシコ、カナダとの新たな貿易協定「USMCA」は3倍だ。

「ほんの少し考えが異なる人とつながるだけで、情報のタコツボ化を防げます」と笹原先生。なるほど、でも別の課題も見えてきたという。

「他の意見にオープンになろうとすれば、かえって操作される危険性もあります」。操りたい側はまず女性活用など賛同を得やすい話題で関心を集める。それから日々発信する情報に少しずつ誘導したい「本音」を織り交ぜていく。「SNSを悪用すればこうした心理操作も可能です」

北大西洋条約機構(NATO)の調査によると、偽のSNSアカウントや「いいね!」を使った世論操作は数十円から可能という。私たちが大事にしてきた民主主義とは、そんなに安いものなのか。自分の責任を痛感する実験結果でもあった。」

有権者が求めるものは「公約の実現」。選挙の時だけ耳障りのいい言葉を並べる政治屋は、選挙のたびに不安を煽り、怒りを煽り、巧妙なデマを流しますが、騙されないように注意していかねばなりません。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする