2020年10月10日

「日本の宿題」について 5086

今年のノーベル平和賞に「国連世界食糧計画(WFP)」が選ばれたと昨夜報じられました。世界の貧困、紛争地域などへの食糧支援活動が大きな柱の同団体。日本事務所は横浜市のみなとみらい地区にあり、何度か伺ったことがあります。横浜市は国際局を窓口に、場所の提供をはじめその活動を支援。益々のご発展を願います。

昨日、決算特別委員会の水道局審査に斉藤真二議員(都筑区)が、財政局審査に加藤広人議員(磯子区)が質問に立ち、多岐にわたり質疑を展開しました。加藤議員が指摘した、自治体の貯金ともいえる「財政調整基金」について、他都市と比して横浜市が50億円と極端に少ない状況。

自治体の財政力を示す指数において、横浜市は全国トップクラスの数値となっています。只、無駄なく、貯め込まずやることもわかりますが、ザックリですが、人口が375万人の横浜市に対し、人口約3.5倍の東京都の総額の1/200、2.5倍の神奈川県の1/10(神奈川県内人口の4割は横浜市民)、人口約270万人で7割程度の大阪市の1/20。他の自治体が貯め込みすぎなんじゃないか、議会のチェックはどうなのかなどとの言葉もありますが、今回のような緊急対応のためにも、今後さらに積み上げる必要性を感じます。他の自治体の一般的な状況からすると、横浜市は約470億円程度積んでいてもおかしくないとの話もあるようです。いずれにしましても、過度で、無駄な話はダメですが、適正な水準まではと思います。

ところで、今週は「日本の宿題」という本を読みました。元総務大臣の竹中平蔵氏と原英史氏の共著。今年4月末に出版された著作で再読したのですが、非常に有意義な指摘の続く内容。以前から竹中氏の主張が好きで、10年ほど前まではよくセミナーなどに伺いましたが、この著作はまさに今日本が必要としている改革のポイントを突いていると思います。

今、日本が行うべきはことは、規制改革、政官分離、地方分権。菅総理が目指すものとラップするなと思っていたら、総理就任直後に竹中氏と会談されていました。竹中氏が総務大臣の時の副大臣が菅総理。気脈の通じるところがあるのだろうと思います。とても期待しています。

同著の最後の方に、「政治・メディアの悪循環をただす」との項目があり、鋭い指摘がありました。

「言うまでもないが、民主主義というのは「正しい情報を与えられた国民」の存在を前提としている。国民が政策に関する情報を正確に得て、自らの意見を反映させてこそ、健全な民主主義が機能する。また、当然のこととして政治は、国民の生命・財産を守り経済的厚生をたかめることが本来の務めだ。つまり政治もメディアも、それぞれ国民のために存在している。この政治・メディア関係がおかしくなっているのだ」

「メディアには 、本来の重要な役割がある。それは政府を監視する機能であり、まさに民主主義の基礎となる「正しい情報を与えられた国民」の存在を可能にすることだ。政府は、巨大な権限を持っている。したがってそれが国民のために適切に機能しているかどうか。常に厳しくチェックすることが求められる。国民からは見えにくい情報を開示させて、隠されたことをスクープしなければならない。」

「メディアは、ときに政権に過剰な忖度をしていないか。時に政権攻撃のためだけに批判を行い、読者の関心をあおることだけを目的に、ゆがんだ印象操作を行っていないか。そうした事象が目立ってきている。政権への追従と攻撃は一見真逆の事象に見えるかもしれないが、どちらも真のジャーナリスト欠如の表れだ。」

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする