2019年05月14日

「日本の生産性」について 4571

昨日は青葉台駅前での街頭演説、市政報告配布の後、ごあいさつまわり、不動産関係の会合等々。「働けど良くならず。どうしたのもか」とは昨日の会話。働き方改革、健康経営など様々な話があります。結果がすべて。生活者の日々の生活を安定させ、安心につなげるために何が必要とされているのか。まわりがどう言おうと、責任ある立場の方の判断力、実行力が試されています。

先日、週刊東洋経済が「日本人は経済を「信仰の対象」にしてしまった」とのテーマで、デービッド・アトキンソン氏と北野唯我氏の「日本の生産性」に関する対談を掲載していました。抜粋です。

「アトキンソン:人事評価がなぜできていないのか、これもやっぱり分析不足に原因があります。こいつはいいやつだとか、無茶苦茶切れるよねとか、感覚だけで判断している。

最近見つけた海外の研究では、女性は自分の実力を1割過小評価し、男性は3割過剰評価するとありました。つまり男性の場合、実力がないのに自信満々な経営者になりやすい(笑)。

最近、この研究が海外でクローズアップされています。カリスマ性が強ければ、それが経営能力の有無より優先されて、その人がトップにふさわしいと思われてしまう。逆に、経営能力はあるけれど態度が控えめな人はトップに向いていないと思われがちであるという分析です。

実は海外でも、これまでは経営実績がきちんと測られていないことが多いのです。実際に測ると、カリスマ性の強い社長の実績はイメージよりかなり低いことがわかってきました。海外でも、トップの評価をはじめ、能力の数値化は今後の課題のようです。」

「アトキンソン:今の日本の低い生産性の原因は、労使のどちらにあるのかという問題があります。今までの国内の議論は「問題は労働者にある」という結論でした。だから「働き方改革」とともに「労働市場の流動化」や「解雇規制の緩和」などが議論されています。しかし、解雇規制と生産性の相関性は、日本で思われているほど高くはありません。

考えてみれば当たり前です。そもそも本当に「解雇したい人」の数は当然、少ない。しかも、あまり使えない人ですよね。使えない人を流動化したからといって、その人がいきなり他の会社でとんでもない実績を出すようになるかといったら、それは期待薄ではないでしょうか。

データを分析してみると、日本の場合、人材の評価は悪いわけではないし、物的生産性・人的生産性のところに問題は確認できない。しかし、経営者の生産性を測る全要素生産性の部分は著しく低いのです。日本の生産性問題の本質は労働者ではなくて、経営者にあります。

働き方改革を否定するつもりはないですが、経営者の改革こそ重要で、それが行われないとむしろ悪い方向に進んでしまうと思います。」

鋭い指摘だなと思いました。組織の力の源は評価する側の力。新たな時代に変化できるかが問われます。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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