2019年05月19日

「ピロリ菌除菌 効果は様々」について 4577

昨日は地域の皆さんが待ち望まれていた、荏田コミュニティハウスの開所式が行われました。子どもから大人まで広く利用される場所に。そして、元気で長生き。さらによりよい地域となるよう期待しています。その後、市民相談対応等。もえぎ野公園の樹木についてのご要望を伺っている際、丁度公園を管理されている市に指定された業者の方がいらっしゃり、課題について話ができました。

ところで、先日、日経新聞「がん社会を診る」に東京大学病院の中川恵一准教授が「ピロリ菌除菌 効果は様々」と題して寄稿されていました。私も何年か前に検査を受けて見つかりませんでしたが、早めの対処が大事です。

「胃がんの原因となるピロリ菌の感染は免疫力が完成する5歳くらいまでに食べ物などを通して起こります。一度感染すると、そのまま胃に住み続けることがほとんどです。

胃液は、金属も溶かす強酸性ですから、ふつうの細菌は生きていけません。しかし、ピロリ菌はアルカリ性のアンモニアを作って胃酸を中和しながら生きています。これに伴う炎症などが胃潰瘍、十二指腸潰瘍のほか、胃がんの発症につながります。
冷蔵庫や水道が普及する前の感染率は、100%近かったと考えられています。人類はピロリ菌と切っても切れない関係だったのです。

1970年代でも日本人の4人に3人が感染していました。しかし、90年代での感染率は約5割、最近では35%程度まで減少しています。

幼児期の食物衛生が悪かった世代の感染率が高いのに対して、若い世代の感染率は減少の一途をたどっています。胃がんの原因の98%がピロリ菌感染とされますから、胃がんは急速に減っています。

胃がんの他、ピロリ菌は胃粘膜に存在するリンパ球の一部が腫瘍化する「悪性リンパ腫」の原因にもなります。ふつうの胃がんが薬物だけで治ることはありませんが、このタイプの悪性リンパ腫では、ピロリ菌の除菌によって消えてしまうことも少なくありません。このため、多くの胃の悪性リンパ腫では、放射線治療や抗がん剤ではなく、除菌を最初に実施します。

ピロリ菌は胃とは全く関係のない病気の原因にもなります。血液の成分のうち、出血を止める働きを持つ血小板が減少してしまう「特発性血小板減少性紫斑病」です。国の難病に指定されています。この病気になると出血しやすくなり、皮膚に内出血による紫色の斑点が出るので「紫斑病」とも呼ばれています。

「特発性」という病名は、原因が特定できない場合につけられますが、最近、ピロリ菌感染が原因の一つになることがわかってきました。ピロリ菌に対する抗体が血小板に対しても攻撃することがあり、血小板の数が減ると考えられています。除菌によって半数近くのケースで血小板数が回復するとされています。

ピロリ菌の除菌は胃がん予防以外にも、さまざまな恩恵をもたらしてくれるのです。」

先日、東京都大田区が新成人を迎える区民を対象にピロリ菌の有無を調べる検査を無償で提供すると発表。ピロリ菌は胃がんの主因とされていますが、胃がんの早期発見・治療を図るとともに、区民の健康意識の向上などにもつなげたい考えとのこと。新成人6400人が対象で、区主催の成人式の案内通知とともに区の指定医療機関で使える検査の無料券を送るとしています。6千〜7千円かかる検査が自己負担ゼロでできるとのことです。他方、横須賀市が中学2年生の全生徒を対象に実施するとのことです。

市民、区民の健康ために使う税金。決して無駄ではないと思います。

※こちらの内容は、行田朝仁FBページ、FB個人アカウント、ブログ、HP、ツイッター、LINEタイムラインでも掲載しております。

※フェイスブックはこちら https://www.facebook.com/gyota.tomohito

posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。