2020年10月21日

地域交通と「ITを高齢者に近づける」について 5097

昨日、公明党横浜市会議員団として、金沢区で展開されている京急電鉄と横浜市都市整備局による地域交通の実証実験「とみおかーと実証実験 」を視察しました。同地域でも少子高齢化が進んでおり、特に高齢者の日常の足の確保は大きな課題となっています。

急な山坂の多い金沢区・富岡地域で改善を続けながら不定期で実証実験を続けてきた同地区。2年間にも団として同地域の視察を行いましたが、その後の改善点や現在の課題の確認と共に、来年1月から3月は有償の実証実験を行うとのことで、本格運行に向けた検証状況などを確認しました。

アプリを使った便利な仕組み。オンディマンド(要望に応じて配車する)もあれば、路線運行もあり。実験段階の価格設定ですが、前者は1回300円、後者は200円。いずれも未就学児は無料。只、課題は極めて限定的な地域での運行となること。従来からバス、タクシーなどすべて京急グループでまとまっている富岡地域ならば問題ないようですが、少し出てしまうと他の業者との交渉が簡単でない。また、不特定多数を対象とした国の実証実験メニューが使えないこともあり、難しさがあるようです。

地域交通については、各地各様のニーズ、課題があります。そのため、地域に合わせた対策が必要。以前ご紹介しました、群馬県高崎市を中心に日本最大級のデイサービスを展開する「エムダブルエス日高」では、介護車両を活用し、地域のご高齢者の足として、ITを駆使した「福祉ムーバー」を展開。利用者に寄り添い、とても簡単な操作で、買い物、病院、銀行、施設などへの移動サポート行っています。様々な課題がある中、賢明で無駄のない発想によるこの施策へのニーズは極めて高く、同地域での利用者が増えているようです。先日「日経BP」が発刊した「日経テクノロジー展望2020 世界を変える100の技術」に、その中のひとつとして紹介されていました。只、地元交通業界との交渉が簡単でない状況があるようです。

他方、IT化の進展は日進月歩。前述の取組は簡単に利用できるよう様々な工夫がされています。折角のサービスを、利用したい人が使えなければもったいないです。

先日、公明新聞コラム「座標軸」が記していました。

「政府の需要喚起策「Go To」キャンペーンが好評である。久々の旅先で、クーポンを使って土産物を喜々として購入する旅行客の笑顔に触れると、ホッとした気分になる。

台湾では、経済対策として年末まで使える「振興三倍券」が7月から始まった。1000台湾元を自己負担すれば、その3倍の3000台湾元の消費ができる。中低所得世帯には1000台湾元が政府から直接振り込まれ、自己負担なしでも利用を可能にした。

チケットには、もう一つの特長がある。交通系ICカードなどのキャッシュレス決済か、紙の券のどちらかを選べるようにしたところだ。日頃、キャッシュレスに慣れていない高齢者も使えるように配慮した。

「青銀共創」の試みが台湾では盛んで、この事業もその一環から生まれた。高齢者(銀)は若者(青)からデジタル技術を、若者は高齢者から知恵や経験を学ぶ。両者が分からない点を互いに補い合う中から導かれる、新たな技術革新に期待している。

事業を担当するオードリー・タンIT担当相は、IT端末についても「高齢者が日頃の習慣の延長線上で使えるような工夫」『プレジデント』(10月16日号)の必要性を訴える。高齢者がITに近づくのではなく、ITを高齢者に近づける。なるほどと思った。」

とても大事な、忘れてはならい視点だと思います。

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posted by 横浜市会議員 行田朝仁 (ぎょうた ともひと) at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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