2017年09月11日

睡眠の短さ際立つ日本人について 3962

昨日は青葉区少年野球連盟秋季大会の開会式。いつもながらの立派な入場行進にこちらの背筋も伸びました。その後、各種市民相談対応等々。

「寝る子は育つ」と言われてきましたが、現代人の「睡眠不足」「不眠」「睡眠障害」「睡眠負債」等、なかなか寝れないというが指摘されています。

先日、日経新聞が「睡眠の短さ際立つ日本人」と題した記事を掲載していました。

「日本人の睡眠時間の短さが際立っています。睡眠不足は健康や労働生産性に悪影響を及ぼすとの研究や、国内総生産(GDP)が減少するとの試算が注目を集めています。改善できるでしょうか。

 経済協力開発機構(OECD)が2014年にまとめた調査では、日本人の睡眠時間は1日平均7時間43分で、調査した加盟25カ国で韓国に次ぐ短さでした。25カ国の平均は8時間22分です。睡眠が1日6時間未満の日本人は厚生労働省の15年調査で全体の39.5%に達し、07年の28.4%から急上昇しています。最適な睡眠時間には個人差がありますが、睡眠が十分だと健康状態が良くなり、時間当たりの生産性が高まることは多くの研究で立証されています。

 英国の非営利の研究組織、ランド・ヨーロッパは16年、睡眠が1日6時間未満の人は7時間以上の人より死亡リスクが高く、生産性の低下や労働力の喪失による経済損失が、日本ではGDPの2.92%に当たる1380億ドル(約15兆円)との推計を発表しました。睡眠不足が蓄積した「睡眠負債」に警鐘を鳴らす研究者もいます。

 睡眠不足の日本人が多い大きな原因は、やはり長時間労働にあります。年間総労働時間は1700時間台に減りましたが、正社員に限ると1990年代から2000時間前後で横ばいです。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査室長は「就業形態による差は大きく、働き方の実態をきめ細かくみるべきだ」と主張しています。

 労働時間以外の要素も視野に入れたほうがよいと唱えるのは明星大学の梶谷真也准教授です。1日の時間配分をみると、スポーツやレジャー、スマートフォン(スマホ)の利用といった「自由時間」は90年代以降、増える傾向にあるとの調査結果があるからです。

 伝統的な経済学では、1日のうち労働に費やす時間以外をすべて「余暇」として扱い、個人は消費と余暇から「効用」(満足感)を得ると仮定するので、余暇の過ごし方は分析の対象外です。梶谷氏は「余暇の時間の配分を、個人の意思決定や自己管理の問題としてとらえ、行動を分析する必要がある」とみています。」

「基準」によって評価が変わります。多数の人が「そうだな」と納得できる「基準」が大事。他人任せではまずいなと思うことが結構あります。

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2017年09月10日

「目に見えない力」について 3961

昨日は午前、午後と中区での会合。先日、HIPHOP・BREAKなどのジャンルを中心に活動している大学3年の息子(写真のアフロはカツラでなく地毛)の最後の公演に行きました。創部30周年を迎える創価大学クルーダンス部「D.I.CREW」。全国優勝など様々な歴史を刻む中、最近は公立学校の選択科目になるほどのダンスブームもあって人気のサークルに。得難い素晴らしい仲間たちと出会い、ひとつのことに打ち込むのはいいことだなと思います。只、学業成績が、、、(周りは良いらしい)。成績表では表現されない「人間力」に期待したいところです。

先日、コラム「名字の言」が味のある文章を記載していました。

「児童文学として有名な『ガリバー旅行記』。だが作者のスウィフトは、子ども向けに書いたわけではなかった。

18世紀のイギリスの政界には、不正や堕落が横行していた。これに腹を立てたスウィフトは、巧みに風刺する同書を書き、絶大な人気を博す。時代とともに社会状況が変わっても、同書は児童向けの読み物として再評価され、世界的な名作となった。

古典はいつ“古典”になるのか。お茶の水女子大学名誉教授の外山滋比古氏は「古典は作者ひとりで生まれるのではなく、後世の受容によって創り上げられる」と指摘する。作品がそのまま歴史に残るのではなく、「後人の目に見えない力が加わって古典になったり、逆に消えたりする」と(『乱読のセレンディピティ』扶桑社文庫)。

それぞれの時代を色濃く映した作品が、時を経て人類普遍の古典になる。「目に見えない力」とは、後世の人々の精神的な渇望ともいえようか。時代背景の細かい違いはあっても、なお豊かな知恵や力強い物語が脈動する作品を、人々は求め、人生の糧にしてきた。

古典に新しい生命を吹き込むのは、今ここに生きる私たちである。」

サークルもバイトもなにも、後輩たちの糧になるような先輩になって欲しいなと思います。

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2017年09月09日

昨日の本会議について 3960

昨日、横浜市会第3回定例会が開会。冒頭、林文子市長から「これからの市政の方向について」と題して演説がありました。3期目のスタートに当たり、「将来を支える『人』への支援の充実」「災害に強いまちづくり」「市民生活を支える活力ある横浜経済の実現」「着実な都市基盤整備」「行財政改革の推進と特別自治市の実現」など「鳥の目、蟻の目」を駆使して構成された内容。力強いメッセージ。明らかにバージョンアップされたものを感じました。こちらも市民目線で力強く質疑を行って参ります。

その後、議案関連質疑へ。公明党からは斉藤伸一議員(保土ヶ谷区)が登壇。市として税を安くする家庭的保育事業等の議案。いじめ問題対策。横浜市大による首都圏初の「データサイエンス学部」設置。相鉄線の星川駅〜天王町駅の高架化、連続立体交差事業等々、多岐にわたり質しました。

来週は一般質問、常任委員会へと議論の場所を移します。

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2017年09月08日

横浜市 食品ロス減らすレシピ集について 3959

昨日は市民相談対応等の後、区役所で区づくり推進会議、議員団会議。ペット同行防災訓練、スポーツの場の確保、防犯カメラ設置事業の拡充、地域包括ケアシステムの充実につき質問。その後、地元の会合へ。

食品ロスの削減は、限りある資源を有効に活用し、世界の食糧問題の解決にも資する重要な取り組み。本市における食品ロスは年間約8万7千トン。家庭の燃やすごみの約15%となり、4人世帯で金額換算すると年間約6万8千円分も食材を捨てていることになります。この数字は家庭ごみからみたもので、食品・外食産業などを含めると相当な量になります。

先日、日経新聞が横浜市の「食品ロス減らすレシピ集」発刊について記事にしていました。ご紹介します。

「横浜市は「食品ロス」の削減に向けた取り組みとして、家庭で余った野菜の活用を促す「使い切りレシピ集」の配布を開始。「市内の収穫量が全国1位の小松菜など、夏と秋が旬の素材を使った9種類の料理を紹介するほか、それぞれの野菜にあった適切な保存方法なども掲載する。

 レシピ集は町内会などの市民団体、小売りなどの事業者団体、横浜市の3者で構成する「ヨコハマR(リデュース)委員会」が作成した。夏野菜のトマトやかぼちゃ、秋野菜の小松菜、なすなど7種類の野菜を使った料理を紹介。子どもに人気のある小学校給食のメニューをベースにしたレシピとした。

 今回の使い切りレシピは2016年9月に発行したものに続く第2弾。春夏秋冬からそれぞれ旬の野菜をピックアップした第1弾は学校の家庭科の教材にされるなど好評だった。今回は季節を夏・秋に絞り、取り上げる野菜の種類を増やした。

 各区の地域振興課の窓口で3万部を配布するほか、インターネットでもPDF形式で閲覧できる。使い切りレシピは「冬・春版」の発行も予定しているという。

 市内の家庭から出る食品ロスは年間約8万7000トンにのぼる。1人当たり約23キログラムになる計算だ。市は「おにぎりに換算すると230個分に相当する」(市資源循環局)と食品ロス削減に向けた啓蒙に努めている。」

これまでの議会でも、食品ロス削減に向けた枠組みとして@小中学校での啓発活動を含めた消費者へのアプローチ、A納品・賞味期限管理を見直す食品・外食産業へのアプローチ、Bフードバンク活動の観点から質問するなど取り上げ、前向きな答弁を受けてきていますが、まだまだこれから。「継続は力なり」と感じます。

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2017年09月07日

政治の機能不全と社会階級の復活について 3958

昨日は市役所で学校施設関連、来年度予算関連打合せ等の後、青葉区に戻り、横浜環状北西線の工事現場へ。地元の方々とともに着実に進む工事の進捗状況を確認しました。

ところで、日本のみならず、世界中で経済的格差が様々な問題の原因となっています。先日、フォーリン・アフェアーズ・リポートにスタンフォード大学国際研究所シニアフェローのフランシス・フクヤマ氏が寄稿されていました。

「2016年の米大統領選挙の本当のストーリーとは、経済格差が拡大し、多くの人が経済停滞の余波にさらされるなか、アメリカの民主主義がついに問題の是正へと動き出したことに他ならない。有権者の多くは、彼らが「堕落し、自分の利益しか考えない」とみなすエスタブリッシュメントに反発し、政治を純化して欲しいという願いから急進派のアウトサイダーを支持している。

社会階級がいまやアメリカ政治の中枢に復活し、人種、民族、ジェンダー、性的志向、地域差をめぐる亀裂以上に大きな問題として取り上げられている。とはいえ、ポピュリストの政策を実施すれば、成長を抑え込み、政治の機能不全をさらに深刻にし、事態を悪化させるだけだ。・・・必要なのは、大衆の怒りをすぐれた政治家と政策に結びつけることだ。」

自由と権利を失う可能性の高まり。日本も他人事として捨て置く話ではないように感じます。

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2017年09月06日

学力テストの結果について 3957

昨日は各種市民相談対応等の後、鶴見区での会合へ。先日、各紙報じていた文部科学省の学力テスト結果。今回は都道府県ごとに加え、初めて全国の政令市ごとの正答率を公表しました。政令市を除いた同じ都道府県内の平均正答率と比較すると、人口が多い政令市の方が高い傾向が強かったとのこと。日経新聞がまとめていました。

「政令市20市のうち、札幌、さいたま、横浜、静岡、福岡など半数の10市で、小中8科目全ての正答率が、政令市を除いた県平均以上だった。例えば仙台市は全科目で県平均を上回り、最も差が大きい数学Aは9ポイント上回った。

 一方、大阪、堺、広島、北九州の4市は半分の4科目以上で県平均を下回るなど結果が分かれた。政令市同士で正答率を比べると、小学校では新潟が4科目中3科目で最も高かった。中学校では仙台が全4科目で最高。一方、大阪は小中8科目中7科目で正答率が最も低かった。

 政令市別の公表を始めた理由について、文科省は教職員給与の負担が今年度以降、都道府県から政令市に移るなど「政令市の役割や責任が拡大するため」と説明。同省が昨年9月に実施した20市へのアンケートでは公表に「賛成」が5市、「やむを得ないが配慮が必要」が7市、「どちらかというと反対」が8市だった。」

本件に限らず、こうした調査の結果を受けて、子どもたちのために何ができるか。これまで、何に生かされてきたのか。子どもたちの実感や、それこそ数値で見てみるなど、当事者はもとより客観的な「第三者」の目も通して、検証してみる必要がるのではないかと思います。他方、こうした時間も予算もかかる調査などが、「やりっぱなし」とか「仕事のための仕事」などになっていないかもよく見ていかねばならないように思います。一番大事なことは、子どもたちの育ちにとってどうなのか、ということかと思います。

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2017年09月05日

「後悔しない治療の選択を」について 3956

昨日は市が尾駅前での街頭演説の後、市役所で常任委員会関連等の断続的な打ち合わせ。

先日、アメフトをしている息子の胸部にひびが入り負傷したのですが、最初に行ったクリニックでレントゲンを撮ると「ひびが入っているかも知れないし、入っていないかもしれない。様子を見よう」となったとのこと。しかし、痛みが治まらないうえ、早く治療して復帰したい息子は病院に紹介してもらって別のクリニックへ。すると「ひびが入っているから、すぐに対処しよう」ということとなり、「医者も人によって全然違う」「判断が難しい」との感想を漏らしていました。

次元は異なりますが、日経新聞コラム「がん社会を診る」に東京大学病院の中川恵一准教授が「後悔しない治療の選択を」と題して寄稿されていました。

「小林麻央さんの若い命を奪った乳がんは、がんのなかでは比較的タチのよい部類に入ります。「全国がんセンター協議会」の集計データによると、乳がんの5年生存率は全体で92.9%です。ステージ2の患者だけでは95.2%、かなり進行したステージ3では79.5%です。膵臓(すいぞう)がんではステージ1でも40.5%ですから、乳がんがいかに治りやすいタイプであるかが分かります。

 ただし、彼女のブログやこれまでの報道から推測すると、適切な治療が提供されなかった可能性があるようにもみえます。麻央さんも2016年9月4日のブログでこうつづっています。

 「私も後悔していること、あります。あのとき、もっと自分の身体を大切にすればよかった。あのとき、もうひとつ病院に行けばよかった。あのとき、信じなければよかった。あのとき、、、あのとき、、、」

 もちろん、彼女の治療に直接関わったわけではありませんし、推測でモノをいうのも慎むべきかもしれませんが、ブログには、後悔の気持ちとともに、自分のつらい経験を他の人にさせたくないという思いが感じられます。

 通常の経過であれば、麻央さんには「標準治療」が勧められたはずです。標準治療ときくと、「ふつうの治療」、「並みの治療」のように思えるかもしれませんが、英語の“Standard therapy”を日本語訳したものです。簡単にいえば、現時点での「最善・最良の治療」のことになります。

 標準治療は、がんのタイプや進行度をもとに、手術、放射線治療、薬物療法を適切に組み合わせて治療していくものです。がんの専門医が使う診療ガイドラインにも標準治療が優先して記載されています。

 乳がんでは、部分切除と放射線治療を組み合わせた「乳房温存療法」が標準治療の代表ですし、病巣が大きい場合、抗がん剤を先に投与してがんを縮小させてから温存療法を行うという選択肢もあります。全摘が必要な場合でも再建手術を保険で受けることもできます。

 がんの治療は例外はありますが、「敗者復活戦のない一発勝負」という面があります。後悔のないよう、標準治療を選択することが基本です。」

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2017年09月04日

全国の消防団員85万人 最少更新について 3955

昨日は朝から消防団の無線訓練に参加。私も団員の一人ですが、地域の安全・安心を守り、支える消防団。皆さん、気合が入っています。世のため、人のために、自分に何ができるかを考え、献身的に行動する。こうした陰の力があって、これまでの社会が築かれてきことは事実だと思います。「当たり前」の反対は「ありがとう」。これからも感謝しながら行動で支えていきたいです。

総務省消防庁は、4月1日時点の全国の消防団員数が85万418人(速報値)で、過去最少を更新したと発表しました。前年同時期から5860人(0.7%)減った。高齢化などで減少傾向が続いていますが、女性と学生の団員数は過去最多。

女性団員は4.5%増の2万4980人。大学生や専門学校生を含む学生団員は22.0%増の3970人。青葉区でも大学生の入団が増加しています。任務を限定して負担を少なくした「機能別団員」の導入が結果に結びついたとのこと。

都道府県別でみると、団員が増えたのは9府県。トップは愛知310人、神奈川252人、岐阜245人。熊本は減少数が最も多い606人。熊本地震で転居者が増えたことなどが影響したそうです。

消防団は全国に2209団。全ての市町村に設置され、火災や災害時に消火、救助活動を行っています。横浜市における消防団員数は、平成29年4月1日現在で条例定数8,305人に対し実員数は7,669人。平成9年度から女性消防団員の採用が始まり、平成29年4月1日現在で1,175人の女性消防団員が活動しています。青葉区では、消防団員定員485人に対し実員461人。昨日の我が班には2名の女性団員が活躍されていました。

明日が今年の防災週間最終日。少しでもお役に立てればと思います。

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2017年09月03日

ヘルプマーク 喜びの声について 3954

昨日は市民相談対応、成長する街路樹の根が排水管をふさいで逆流してく事態。市民相談も様々あります。その後、横浜市内で競技人口が急速に増える女子サッカーの試合視察。夜は中区で行われた世界不戦に向けた会合に参加しました。

先日、街頭演説をしていますと、あるご主人からお声がけ。「おかげで助かってます。ありがとう。」とお話されながら、カバンに着けたヘルプマークを見せてくださいました。実はこのご主人、2年ほど前にあざみ野駅前で街頭演説をしているときにヘルプマークについてのご要望を頂いた方でした。とても嬉しかったです。

横浜市は、今年の3月22日から各区の高齢・障害支援課の窓口で「ヘルプマーク」の配布を開始しています。

「ヘルプマーク」とは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、都議会公明党が提案し、東京都が開発したマークのことです。

公明党横浜市会議員団としても継続的かつ強力に推進。昨年末、私も一般質問でも取り上げ、その早期導入を要望してきました。

対象者は義足や人工関節を使用している方や内部障害、難病の方など。援助や配慮を必要としている方。

手帳等の提示は必要なく、申し出に対し配布されます。配布場所は各区役所の高齢・障害支援課窓口。

横浜市は「ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。」としています。

「安心できる社会」と百万の言葉を重ねるより、着実な一歩前進の積み重ねが大事だなと思います。

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2017年09月02日

トリエンナーレと林市政3期目スタートについて 3953

昨日は市民・文化観光・消防委員会の視察で、「ヨコハマトリエンナーレ2017」開催中の横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫、横浜市開港資料館を訪問。もうすこしゆっくり見たかったというのが実感です。3年に1度の現代アートの国際展。今年のテーマは「島と星座とガラパゴス」。世界の「接続性」と「孤立」の状況について、アートを通じて様々な角度から考察する今回の展示。相反する概念や現象が複雑かつ流動的に絡み合う世界や、独自性・多様性の在り様について、人間の持つ勇気と想像・創造力が、未来に向けた新たなヴィジョンやグランド・デザインをどのように導き出し得るのか、思索を巡らせる内容。是非、足を運んでみてください。

8月30日、林文子横浜市長の3期目の任期が始まりました。日本経済新聞のインタビューに応じられ、子育て支援や中小企業による先端分野でのビジネス創出、国際会議の誘致に力を入れると表明。7月の市長選で焦点になったカジノを中心とする統合型リゾート(IR)の誘致については「市民にメリットをまだ完全に説明できない」と述べたとのこと。ご紹介します。

「――2期目までの重点施策の一つが子育て支援でした。

 「今後も切れ目のない子育て支援に努める。待機児童対策では希望の保育所に入れない『保留児童』の問題が残り、さらに細かい対応をしていく必要がある。小児医療費助成は小学6年までの対象を中学3年までに引き上げる」

 ――経済活性化にどう取り組みますか。

 「横浜発のビジネスモデルを創出する。あらゆるモノがインターネットにつながる『IoT』とライフサイエンスの2分野で先端的な取り組みを進める。中小企業や金融機関、産官学連携などが主体になり、(新事業の創出を目指す)オープンイノベーションの花を開かせる」

 「2019年のアフリカ開発会議(TICAD)やラグビーワールドカップ(W杯)決勝、20年の東京五輪など市内ではビッグイベントが相次ぐ。国際イベントをさらに呼び込むため、(市長による)トップセールスを積極的に仕掛けていく」

 ――IRのメリットとデメリットをどう捉えていますか。

 「選挙中からIRに関してはニュートラル(中立)だと言ってきた。ニュートラルというのは賛成派と反対派の間に立っているという意味ではない。私自身がメリットとデメリットを整理しきれていない。横浜市は政府との話し合いなどを進めているが、市民にメリットをまだ完全に説明できない状態だ」

 「市としてのメリットとデメリットをはっきりさせたい。デメリットはすごく分かりやすいが、メリットがまだ私の中で腑(ふ)に落ちていない。メリットとデメリットを整理するにはまだ時間が必要だ」

 ――市は政府のIRに関する住民向け公聴会を傍聴するなど材料集めを進めています。

 「政府も有識者会議や住民参加の公聴会をやっている段階で『こういうメリットがある』という考え方をはっきり出していない。IRは明確になっていないところが多く、今の状況ではスケジュール通りに(IR整備に)動くのか疑問がある」

 ――市長選では芸術劇場の必要性を繰り返し訴えました。

 「既存の『関内ホール』は(舞台の)奥行きが十分でなく、セットや演目が限られる。市内には神奈川県所有のホールはあるが、市が何かやりたいといっても難しい。文化事業を続けていく上で劇場がないのは考えられない。新たな劇場について検討を始める」

このやり取りを読んでいて、現場にいる私が、多くの市民の方々から伺う声と符合する内容だなと感じました。多数の市民が求める市政の方向へ、力強くリードしていって頂きたいと願っています。

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